佳純 涙の銅メダル 団体でエースとしての意地見せた

 「リオ五輪・卓球女子団体・3位決定戦」(16日、リオ中央体育館)

 27歳の福原愛(ANA)に負けじと、2人の“妹”も躍動した。15歳の伊藤美誠(スターツ)が福原と組んだダブルスで勝つと、第4試合のシングルスでは銅メダルを引き寄せる勝利。23歳の石川佳純(全農)は第2試合のシングルスで白星を挙げ、銅メダル獲得に貢献した。

 石川は「最高です!!メダルを獲って帰れるのでよかった」と涙ぐみながら笑った。シングルスでは初戦敗退に終わったものの、団体では全勝と、エースとしての意地を見せつけた。

 試合前には「頑張ろう、メダルを獲って帰ろう!!」と珍しく声を掛け、準決勝で敗れて意気消沈していたメンバーを鼓舞。村上監督は「あれで再び結束した」と目を細めた。

 筋力アップ、男子との練習など、この4年は打倒中国に燃えてきたが、今大会では生かせなかった。それでも、窮地からのメダル奪取に「今回の銅メダルは重い」と胸を張った。

 「(打倒中国へは)4年努力すればチャンスはくる。宿題になった」。東京五輪に向けて、もうスタートだ。

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