男子200m日本勢3人予選敗退…飯塚伸び欠き後悔
「リオ五輪・陸上・男子200メートル・予選」(16日、五輪スタジアム)
男子400メートル障害準決勝1組で野沢啓佑(25)=ミズノ=49秒20の6着に終わり、決勝進出を逃した。女子やり投げの海老原有希(30)=スズキ浜松AC=は57メートル68、同走り幅跳びの甲斐好美(23)=VOLVER=は5メートル87でともに予選敗退した。男子200メートル予選の日本勢は全て敗退。飯塚翔太(25)=ミズノ=は20秒49の3組4着、藤光謙司(30)=ゼンリン=は20秒86の5組6着、高瀬慧(27)=富士通=は20秒71の9組6着だった。ウサイン・ボルト(29)=ジャマイカ=は20秒28で準決勝に進んだ。
決勝進出を目標に掲げていた男子200メートルの日本勢はひとりも準決勝に進めなかった。3選手ともに決勝進出を目標に掲げていたが、ことしの日本選手権で日本歴代2位の20秒11をマークした飯塚は前半からスピードに乗れず。武器とする最後の直線での伸びも欠き「もうちょっと燃えた方が良かったのか」と後悔した。
ボルトと同組だった高瀬も「後半体が動かなかった」と首をひねった。初出場の藤光は日本選手権で肉離れした左太もも裏の影響でバランスを欠き「ふがいない。試合勘を取り戻せていなかった」と自責した。
3人の自己ベストは20秒11から20秒14の間。今回準決勝に進んだ選手で最も遅いタイムは20秒58だった。飯塚は「(現実を)受け止めて、どうするか」とすぐには解決策が思い浮かばない様子だった。