元朝青龍、日本に“脱帽”「日本の選手は見事だ」
「リオ五輪・レスリング女子フリースタイル58キロ級・決勝」(17日、カリオカアリーナ)
女子58キロ級決勝で伊調馨(32)=ALSOK=がワレリア・コブロワゾロボワ(ロシア)を下し、金メダルに輝いた。
モンゴル・レスリング協会名誉会長を務める元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏がチームリーダーとして来場。観客席で戦況を見つめ「日本の選手は見事だ。上半身も下半身もバランスがいい。体幹も強い」と3階級制覇の日本女子に軍配を上げた。
ダグワドルジ氏は16日にリオ入りした。数年前から強化に取り組むモンゴル女子は2階級に出場したが、メダルを逃した。同氏はモンゴル人横綱3人が居並ぶ大相撲を引き合いに出し「レスリングは日本だな。俺たちも見習うよ」と悔しそうに引き揚げた。