為末氏も「むちゃくちゃ速かった…」男子400リレーにあきれ顔
シドニー、アテネ、北京五輪400メートルハードル日本代表の為末大氏が19日、フジテレビ系「とくダネ!」で、リオ五輪陸上男子400メートルリレー予選で37秒68の日本記録を出した日本チームの走りについて「むちゃくちゃ速かった」と半ばあきれ顔で感心し、「これが出ればメダル取れる」と断言した。
為末氏は、リレーの映像を見た後「絶対に(バトンが)渡ると確信している。安心感がある」と、リレーのキモでもあるバトンタッチについて、完璧だったと評価。スタジオでは菊川怜が「決勝ではこれ以上のタイム出ますか?」とコメントするなど、メダル獲得への期待の言葉が溢れたが、為末氏は「選手が一番イヤな緊張って、これで大丈夫だと、失敗しないと言われること」と期待を意識しすぎることを警戒。
「なので、一回、心の中で諦めちゃった方がいい。ゼロになって、もしかしたら取れたらラッキーと。決勝はあそこに(ジャマイカは)ボルトとガトリンが入ってきますから」と、一度、高ぶった気持ちを白紙に戻すことを勧めた。
だが、やはり為末氏自身も期待を隠せないのか「バトンパスが高度なので、これが決勝で出ればメダルとなると思う」と断言し、スタジオは「おお!」の歓声が。それを聞き「自分であおっちゃった」と照れ笑いを浮かべていた。