猫ひろし、35キロを144位で通過 完走まで7キロ余り

 男子マラソン 力走する猫ひろし。上はコルコバードの丘のキリスト像=リオデジャネイロ(共同)
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 「リオ五輪・陸上男子マラソン」(21日、サンボドロモ発着周回コース)

 お笑いタレントでカンボジア代表の猫ひろし(39)=本名・滝崎邦明=は、35キロ通過タイムが2時間12分25秒で、30キロ通過時から3つ順位を上げて144位となった。155選手が出場し、30キロまでで既に7人がリタイアした。

 猫は5キロ通過時点が17分58秒で、トップから2分30秒近く遅れた最下位だったが、10キロでは最下位のヨルダン選手に35秒差を付けて1つ順位を上げた。その後もリタイアする選手が出る中で、猫は完走を目指している。

 猫は赤のタンクトップに紺のキャップをかぶり、前から2列目からスタート。スタート前には、テレビカメラと目が合うと白い歯を見せニヤリ。すぐに真顔に戻ってスタートした。ゼッケンは本名の「TAKIZAKI 2187」。五輪の公式ホームページによると、猫は身長151センチ、体重55キロ。小柄な体で夢の五輪マラソンコースを疾走している。

 金メダルはエリウド・キプチョゲ(ケニア)で、2時間8分44秒。銀メダルはフェイサ・リレサ(エチオピア)、銅メダルはゲーリン・ラップ(米国)に決まった。日本の佐々木悟は16位、石川末広は36位、北島寿典は94位でゴールした。

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