伊調馨、国民栄誉賞論に恐縮「私はまだかな」
リオ五輪のレスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、五輪全競技を通じ女子個人では史上初の五輪4連覇を達成した伊調馨(32)が25日、所属するALSOK本社に、男子グレコローマンスタイル59キロ級で銀メダルの太田忍(22)と共に出社した。伊調の偉業に対し、国民栄誉賞授与の声が上がっていることに、「私はまだかな」と恐縮しながら謙遜していた。
ALSOK社員300人から出迎えられた後、取材に応じた伊調は、国民栄誉賞の話題には「お任せすることなので。光栄ですけど…。(自分には)似合っていない気もします」と控え目だった。
国民栄誉賞そのもののイメージとして、「記録とかじゃないと思う。勇気とか感動を与えられる人(がふさわしい)と思うので、私はまだかな」と語った。
今後は14年に亡くなった母、トシさんの墓前に金メダルの報告をするほか、「疲れるまで遊びたい。日本中の遊園地で遊びたい」とリフレッシュするつもりでいる。