葛西 失速27位 1回目6位…「全てが(悪い方に)かみ合ってしまった」

 「スキージャンプ・男子W杯」(19日、オーベルストドルフ)

 2日間、計4回で争う個人(ヒルサイズ=HS235メートル)の前半2回が行われ、45歳の葛西紀明(土屋ホーム)は1回目に218・5メートルで6位だったが、2回目に123・5メートルと失速し、302・9点で27位だった。日本勢では小林陵侑(土屋ホーム)が11位につけたのが最高だった。小林潤志郎(雪印メグミルク)は28位。40人による1回目の上位30人が2回目以降に進出した。

 得意のフライングで落とし穴が待っていた。葛西は6位で臨んだ2回目に123・5メートルと大失速。順位は一気に27位まで落ち「全てが(悪い方に)かみ合ってしまった」と悔しさをにじませた。課題の助走の速度は40人の中で最低だったが「飛ぶ方向だとか、力の伝え方はたぶんいいと思う」との収穫もあった。

 もっとも、後半2回へ気持ちは切れていない。平昌五輪で日本選手団の旗手を務める大ベテランは「流れをつかむために、いいジャンプをしたい」と気合を入れ直した。

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