坂本花織ミス連発に涙「心が折れまくってた」 5分以上の“公開説教”も

 24日に開幕するフィギュアスケート四大陸選手権の公式練習が22日、台北の本番会場で行われ、坂本花織(17)=シスメックス=らが調整。坂本は、サブリンクで行われた練習中に調子が上がらず涙した。気持ちを切り替え、試合までに万全の状態を取り戻す。

 あふれる涙をこらえられなかった。坂本は午前中に試合本番のリンクで調整。サブリンクで行われた午後の練習中は調子が上がらず、ティッシュで何度も目元をぬぐった。

 練習を通してミスを連発。フリー「アメリ」の曲かけでも、序盤の3回転-3回転で着氷が乱れるなど振るわなかった。その後、中野コーチから5分以上にわたる“公開説教”。次第に表情が曇り、普段の練習ではめったに出ない涙がポロポロこぼれた。「心が折れまくってた。なんでか分からないけど…」と坂本。コーチと話し終えると、意を決したようにジャンプに挑み、練習終盤には復調の兆しを見せた。

 練習の途中で右足を気にするそぶりもあったが、本人は「大丈夫です」の一点張り。五輪へ向けて勢いをつけるためにも、まずは持ち前の明るさと前向きさを取り戻したい。

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