坂本花織に難敵…うおのめ痛い「前よりひどくなっている」

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(24日開幕、台北)

 24日に開幕するフィギュアスケート四大陸選手権の公式練習が23日、台北の本番会場で行われ、平昌五輪代表の坂本花織(17)=シスメックス、宮原知子(19)=関大、宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=らが調整した。坂本は右足の薬指と小指の間にうおのめができており、痛みが増していることを告白した。

 練習序盤、リンクサイドから見守る中野コーチに視線を送った坂本は、顔をしかめて首を振り、リンクを降りた。前日から右足を気にするそぶりを見せていたが、その右足の靴を脱ぐと、ばんそうこうをペタリ。

 「マメじゃなくて、うおのめ。台湾でいい医者がいれば教えてほしい」。中野コーチが冗談めかして説明したが、本人にとっては笑い事ではない。坂本は「前より痛みがひどくなっている」と嘆いた。全日本選手権前からできていたという。

 とはいえ、その後行われたサブリンクでの練習では3回転-3回転の連続ジャンプを跳ぶなど、まずまずの練習を披露。強い痛みがあるのは確かだが、気合で乗り切るつもりだ。

 ソチ五輪では鈴木明子が、両足にできたうおのめの炎症でスケート靴を履けない日もあるなど苦しんだ。坂本も既に通院し、塗り薬などで治療はしているが、ここにきてまさかの悪化。帰国後も五輪へ向けて「練習量は落とせない」(中野コーチ)。痛みとともに戦い抜くしかない。

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