フィギュア女子日本勢、五輪本番は厳しい戦いに…メドベージェワ、ザギトワ出場
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(26日、台北)
欧州以外の国・地域が参加して行われ、平昌五輪女子代表の2人に明暗が分かれた。ショートプログラム(SP)2位の坂本花織(17)=シスメックス=がともに自己ベストとなるフリー142・87点、合計214・21点をマークし、逆転優勝。SP1位の宮原知子(19)=関大=はジャンプで転倒し3位に終わった。2位には三原舞依(18)=シスメックス=が入り、2013年の浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子以来5年ぶりに日本女子が表彰台を独占した。
五輪前最後の公式戦となる四大陸選手権で表彰台を独占した日本勢だが、本番のメダル争いでは厳しい戦いが待ち受ける。
この日、ロシア・オリンピック委員会が発表した五輪に個人資格で参加できる計169選手に含まれたメドベージェワ、ザギトワは金メダルの本命候補だろう。国際スケート連盟公認の合計得点シーズンベストでザギトワは1位の238・24点、メドベージェワは2位の232・86点。先週の欧州選手権でもワンツーフィニッシュを決めた。
続くのはオズモンド(カナダ)の217・55点、ソツコワ(ロシア)の216・28点、コストナー(イタリア)の215・98点。四大陸選手権で自己ベストをマークした坂本は6位、昨年11月のスケートアメリカで214・03点の宮原は7位につける。
そのほか国内選手権で高得点を記録したデールマン(カナダ)、全米選手権を制したテネルも好調。ミスの許されないハイレベルな戦いが予想される。