葛西24位「今の調子だとメダルは難しい」 最長不倒も小林潤11位
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子個人第13戦」(28日、ポーランド)
平昌五輪代表4人が出場した日本勢は小林潤志郎(雪印メグミルク)が123・5メートル、140メートルの合計230・3点で11位となったのが最高。小林陵侑(土屋ホーム)は16位、45歳の葛西紀明(土屋ホーム)は24位、けがから復帰の伊東大貴(雪印メグミルク)は25位だった。24歳のアンジェ・セメニッチ(スロベニア)が134・5メートル、137・5メートルの245・6点でW杯初優勝を果たした。
24位に終わった葛西は今季の課題となっている助走速度に改善の兆しがなく、「考え過ぎて頭が疲れている。考えても仕方ないので考えないようにしている」と苦笑いだった。
平昌五輪開幕まで2週間を切り、「今の調子だとメダルは難しい」と現状を冷静に分析した。一方で「急に調子が良くなることもある。それはそれで自分に期待している」と復調を願った。
小林潤は2回目に最長不倒の140メートルを飛んだものの11位。大ジャンプにも「内容はあまり良くなかった」と冷静に振り返った。今大会後に一時帰国して札幌で合宿し、五輪に挑む予定。助走を課題に挙げ「今、連戦でうまく練習ができていない。ちょっとでも練習できれば改善できる」と調整に自信を示した。