高梨沙羅4位…今季10戦未勝利で五輪「気にしていないと言えばうそになる」
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子個人第10戦」(28日、スロベニア)
高梨沙羅(21)=クラレ=は4位に終わり、これで昨季から11試合未勝利。平昌五輪前最後の試合でも今季初優勝はならず、男女を通じて歴代単独最多の54勝達成を持ち越したまま五輪本番に臨む。
大記録を前に足踏みが続き「気にしていないと言えばうそになる」と本音を漏らすが、ルンビらライバルの台頭を「こういう苦しい状況で戦うことが今までなかった。いい経験」と前向きに話した。
ソチ五輪でメダルを逃してから、毎年W杯で勝利を重ねて実力を証明してきた。「平昌五輪で金メダルを取るために、4年間ずっと練習してきた。その集大成として、しっかり楽しく飛べるように準備していきたい」。今季はかつてない苦境に立つが、ぶれることのない思いを最高の舞台にぶつける。