宮原知子、調整万全も…平昌五輪会場が心配「おでこが届かない?」
平昌五輪のフィギュアスケート女子代表、宮原知子(19)=関大=が4日、大阪・高槻市の関大アイスアリーナで練習を公開した。
3位に終わった先月の四大陸選手権(台湾)では回転不足が課題となったが、この日報道陣の前で曲をかけて通したショートプログラム(SP)は連続3回転もノーミスでこなし、順調な調整をアピールした。初五輪へ向けて「とても楽しみ。雰囲気にのみ込まれないように自分の気持ちをしっかり持って、ベストを尽くしたい」と語った。
今季は左股関節の疲労骨折で出遅れていただけに、浜田美栄コーチも「よくここまでうまくもってこられた。ちょっとホッとしている」と笑顔を見せた。フィギュア会場となる江陵のリンクは昨季の四大陸選手権が行われたが、宮原は故障のため欠場していた。初めて演技する同会場のリサーチは万全で「氷はすごくいいらしい」と同コーチは明かした。
一方で意外な心配事もある。「(リンクサイドの)フェンスが厚いらしくて…」。毎試合、演技前には同コーチが宮原と額をくっつけてアドバイスを送り、集中するのが恒例。しかし、フェンスの厚みが2人を阻み「(遠すぎて)おでこが届かないかも」と名コーチは唯一の不安?を口にしていた。