葛西、極寒の平昌で全身カイロ作戦だ 開会式を警戒「風邪を引かないように」
冬季五輪史上最多8度目の出場となる葛西紀明(45)=土屋ホーム=らスキージャンプ男子陣が5日、仁川国際空港に到着し、韓国入りした。この日の平昌地域の最低気温はマイナス21度。平均気温がマイナス11度だった94年リレハンメル五輪を超える史上最も寒い大会になる可能性を指摘されている。旗手を務める“レジェンド”は、屋根なし会場で行われる9日の開会式に警戒感を示した。
「カイロをたくさん持ってきたので、体中に貼って開会式に出ようかな。試合は一瞬で終わるので、そんなに寒さは感じない。1番ヤバいのは開会式。風邪をひかないように」と、苦笑いで話した。
ただ、前回のソチ五輪では主将として日本選手団の精神的支柱となり、個人では銀メダルを獲得しており、今回もやる気十分。「目標は毎回同じだけど金メダル」と力強く語り、旗手としても「日本選手みんながパワーを出せるように、僕も旗を振ってエールを送りたい」と、意気込んだ。ジャンプ男子は8日にノーマルヒルの予選が行われる。