高梨沙羅が初の公式練習で復活気配!飛距離でルンビに肉薄「いいスタート切れた」
ノルディックスキー・ジャンプ女子で、悲願の金メダルを目指す高梨沙羅(21)=クラレ=が8日、アルペンシア・ジャンプセンターのノーマルヒル(K点98メートル、ヒルサイズ109メートル)で、現地入り後初の公式練習に臨んだ。
1回目は99メートルで、飛距離点で全体の4番手だったが、2本目は105メートル、3回目は106メートルで2番手につけた。今季W杯で6連勝をマークするなど、総合首位に立つマーレン・ルンビ(23)=ノルウェー=が1回目が107・5メートル、2回目で105・5メートル、3回目が105・5メートルで3本ともトップの得点をマークし、強さを見せつけたが、2、3回目は高梨とほぼ互角。12日の本番に向けて一騎打ちムードが高まった。
今季ここまでW杯10戦未勝利ながら、復活気配を見せた高梨は「2、3本目はうまく修正できた。少しずつこのジャンプ台に合わせられている感覚はある。今日はいいスタートが切れた」と、充実の表情。「いよいよ五輪が始まったなという気持ち。緊張感はあるけど、やはり自分が目指してきたのは金メダル。その目標に向けて、この4年間戦ってきた。最後に勝ちきれるように高めていきたい」と、力を込めた。