加藤条治、一発勝負は「やりやすい」ベテランに追い風、静かに闘志燃やす
スピードスケート代表で4大会連続の五輪に臨む男子500メートルの加藤条治(33)=博慈会=が8日、本番会場の江陵オーバルで練習し「氷もリンクもいい。外は寒いけど会場は暖かくてトレーニングしやすい」と話した。
近年の五輪500メートルは2本の合計タイムで競う形式が続いていたが、今大会は1本のみ。「体力的にも、最近は1本に合わせる力しかない状態。1本勝負の方がやりやすい」と、大ベテランの加藤にとっては“追い風”になりそうだ。
レースは19日のため、まだ本調子にはほど遠いが「楽しみも不安も自信も、いろいろな気持ちがある。冷静でいるのが大事なので、気分を盛り上げすぎないように平常心を保とうと思う」。静かに闘志を燃やし、勝負の瞬間に爆発させる。