宇野昌磨、100点超えで1位「自分の演技できた」 団体男子SPで他選手圧倒

熱演する宇野昌磨=江陵(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・フィギュアスケート団体・男子SP」(9日、江陵アイスアリーナ)

 日本の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は最終滑走10番目で出場し、103・25点で1位となった。各種目ごとに与えられるポイントで日本は10ポイントを獲得した。

 冒頭の4回転フリップで手をついてしまうと、美しいスピン、ステップシークエンスを経てのコンビネーションジャンプ、4回転トーループ-3回転トーループを着氷。ジャンプでは最後の3回転アクセルもまとめた。

 ネーサン・チェン(米国)、ミハイル・コリャダ(OAR)といった有力選手が次々とジャンプで大きなミスをする中で、きっちりと役割を果たした宇野は、演技後に笑顔も見せた。チームメートとハイタッチを交わしていた。

 宇野は「オリンピックということで特別な緊張感というものがわき出てくるのかなと思ったんですけど、特にそういった感情はなく、最後まで自分の演技ができたんじゃないかなと思います。最初のジャンプが失敗したにもかかわらずこれだけの点数が出たのいうのは、今日まで練習してきた成果だと思いますし、ちゃんとすべてがまわって転ばなかったのが点数につながったのではないかなと思います」と冷静に振り返った。初の五輪で団体戦トップバッターを務めたが、「特別何かを感じたわけではなくて、全日本選手権の方がすごい緊張しました」と精神的な強さを見せた。

 団体は各選手の得点よりも順位が重要な意味を持つ。1位は10点、以後、2位は9点、3位は8点と順位に応じた得点が加算され、各種目の合計点で順位が決まる。男女シングルとペアのSP、フリー、アイスダンスのショートダンス、フリーダンスの8種目が行われる。男子フリーには田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が出場する。

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