坂本花織、選手村外で隠密猛練習 団体女子フリー出場へ
「平昌五輪・フィギュアスケート団体・女子フリー」(12日、江陵アイスアリーナ)
9日の公式練習を欠席し、団体戦のチーム席にも姿を見せなかった坂本花織(17)=シスメックス=は選手村を離れて猛練習していた。10日、小林芳子監督が「村外で練習している」と明かした。
公式練習を欠席した際、小林監督は「休養しています」と説明。体調面が心配されたが、選手起用の戦略上、詳細を伏せる必要があったといい、実際は連盟が確保したソウル市内のリンクへ移動して調整を行っていたという。
坂本は日本選手団本隊とともに4日に現地入り。ただ、フィギュア団体戦、練習に加え、ショートトラック競技を同会場で行っているため、1日40分程度しか滑れない日もあった。ソチ五輪で団体戦と個人戦の間にアルメニアのリンクで練習したのと同様、今回も選手の状態や希望を考慮して措置が講じられた。
「会場に慣れるように練習して、あとはいつも通り過ごしたい」と話していた坂本。9日は約3時間みっちり練習をこなしたという。11日からは再び会場での練習に参加する予定。団体で決勝に進んだ場合、12日の女子フリーでの起用が確実だ。