大久保、転倒響いた “楽しむこと第一・勝負は二の次”でも予選落ちこたえる

 「平昌五輪・スノーボード男子スロープスタイル・予選」(10日、フェニックス・スノーパーク)

 予選が行われ、2組の国武大晃(16)=STANCER=は43・16点の同組14位、大久保勇利(17)=ムラサキスポーツ=は75・05点の同組8位で、ともに11日の決勝進出を逃した。この日が16歳の誕生日だった国武は全体26位、大久保は同14位だった。予選は37選手が2組に分かれて争い、1組のマルクス・クレベラン(ノルウェー)、2組のマックス・パロット(カナダ)ら各組6位までの計12人が通過した。

 楽しむことが第一で、勝負は二の次というスタイルを貫く17歳の大久保でも、初の五輪での予選落ちはさすがにこたえた。男子スロープスタイルで普段は笑顔が多いスノーボーダーは「楽しめたけど、悔しいと言えば悔しい」と珍しく浮かない表情だった。

 1回目の演技は向かい風の影響を受けた。ジャンプエリアの最初の台でスピードに乗れず、高さが不十分となって転倒した。「何も考えずに挑めた」と言う2回目は滑らかにレールの上を滑り、見せ場の後半へ。最後のジャンプ台で進行方向と反対向きに回り始めて4回転する「バックサイド1440」を決めた。

 しかし3・31点差で決勝進出を逃し「今季で一番技術が必要なコースだった。ゆっくり休んで体調を整える」。21日に予選がある新種目ビッグエアへ気持ちを切り替えた。

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