キム・ヨナさん開会式で聖火台に点灯「人生最高の光栄」 大役指名は数ヶ月前
「平昌五輪・開会式」(9日、平昌五輪スタジアム)
9日夜の平昌五輪開会式で、聖火台に点火したフィギュアスケート女子の2010年バンクーバー五輪金メダリスト、キム・ヨナさんが10日にメインプレスセンターで記者会見し「人生最高の光栄。一生、忘れられない瞬間になった」と興奮が残る面持ちで振り返った。
数カ月前に大役を言い渡されたと明かした。3万5千人近い観客が見守る中、聖火台の下に設けられた小さなリンクで華麗な舞も披露した。「あれだけ多くの観客の前で演技したのは初めて。でも集中していたので、観客は見えていなかった」と話し、点火の瞬間は「元選手として感情が高ぶった。五輪が本当に始まったんだと感じた」と笑みを浮かべた。
開会式はテーマに掲げた「平和」を前面に出す内容となった。宋承桓総監督は、韓国と北朝鮮の選手が一緒にトーチを持ってキム・ヨナさんに聖火を渡した場面が「最高のクライマックスになった」と満足そうに話した。