渡部暁は風に苦戦…「全く読めない。変わるし、強さも違う」2度ジャンプもイマイチ

 「平昌五輪・ノルディック複合ノーマルヒルジャンプ」(14日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 ノルディックスキー複合の飛躍の公式練習が11日、ノーマルヒル(ヒルサイズ=HS109メートル)で行われ、メダルを狙う日本のエース渡部暁斗(29)=北野建設=は1回目が92・5メートル、2回目は105・5メートルで、得点は10位、5位といまひとつ。練習は強風の影響で約1時間半遅れて始まり、3回の予定が2回で打ち切りとなった。

 今大会初戦となる14日の個人ノーマルヒルに向けた最初の公式練習で、ジャンプ台特有の強風の洗礼を受けた。練習開始が遅れ、中断もしばしば。風の条件も「全く読めない。ころころ変わっているし、強さも違う」と印象を語った。

 「風が全くないに等しかった」という1回目はK点(98メートル)にも届かなかった。「風次第。いいジャンプをしていればしっかり上位にこられる。気にせず自分のジャンプをしていきたい」と話した。

 今季のW杯ではやや精彩を欠くドイツ勢のフレンツェルは1回目に104メートルを飛んで得点は3位、ルゼックは1回目に105・5メートルで1位、リースレも2回目に109メートルで1位と調子を上げてきた。W杯個人総合首位の日本のエースは、ライバルの動向を警戒しつつ「いいジャンプをすればもっと飛んでいける」と余裕ものぞかせた。

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