「平昌五輪・フィギュアスケート団体」（１２日、江陵アイスアリーナ）

　団体戦最終日で逆転メダルを狙う５位の日本は、男子フリーにする田中刑事（２３）＝倉敷芸術科学大院＝と女子フリーの坂本花織（１７）＝シスメックス＝が１１日、同日の競技終了後に前日練習を行った。

　田中は本番リンクで行われた公式練習に参加。フリーの曲かけ練習では冒頭の４回転サルコーを成功させるなど、上々の動きを見せた。「僕ができる最大限の力を出したい。みんなが作ってくれた勢いに乗っていきたい」と、意気込んだ。

　一時選手村を離れ、ソウル市内のリンクで独自調整を行っていた坂本は、３日ぶりに“五輪リンク”に復帰。ソウルではステップやスピンなど細かい部分を修正してきた。曲かけ練習では終盤の３回転ループで転倒、ダブルアクセルでお手つきする場面もあったが、時折天真らんまんな笑顔を見せながら最終調整。「めっちゃ元気です。みんな頑張っているし、自分も続けるように頑張りたい」と、拳を握った。