アイホ娘、スイスに敗れ準々決勝進出困難に コリア戦で五輪初星目指す
「平昌五輪・アイスホッケー女子・1次リーグB組、日本1-3スイス」(12日、関東ホッケーセンター)
五輪初勝利を目指すスマイルジャパンの日本は、ソチ五輪銅メダルのスイスと対戦し、1-3で敗れた。
0-0の第1ピリオドは、シュート本数で7-1で圧倒。しかし第2ピリオド10分、スイスのパワープレー中に右サイドからサラベンツに振り向きざまのシュートを打たれ、先制のゴールを許した。13分にもスイスのパワープレー中に、センターライン付近からスルーパスを受けたサラベンツに2本目のシュートを決められた。
第3ピリオド4分にも失点。3点を追う同7分に右サイドから堀珠花(トヨタシグナス)のパスを久保英恵(西武)が押し込み1点を返した。しかし、その後はスイスのゴールを割ることができず敗れた。
大沢ちほ主将(道路建設)は「ただただ、勝ち切れなくて悔しい。1点を取って次につなげようという気持ちでやったけど、その1点が遠かった」と第2ピリオドまでの戦いを悔やんだ。
シュート数は38-18と圧倒したものの、確実にゴールを決めることができなかった。10日の初戦・スウェーデン戦で得点を挙げた浮田留衣(ダイシン)が、同戦で相手選手の体を蹴ったとされ11日に1試合の出場停止処分を受けたのも痛かった。
日本は初戦でスウェーデンに惜敗しており連敗。これで2敗となり、準々決勝進出は難しくなった。1次リーグ最終戦は、14日に韓国、北朝鮮の合同チーム・コリアと戦う。大沢主将は「自分たちのホッケーをして勝ち切りたい」とスマイルジャパン五輪初勝利を目指す。