羽生結弦が氷上練習披露 右足痛み感じさせず優雅な滑り トリプルアクセルも

練習を終え、満足げにガッツポーズする羽生結弦(撮影・高部洋祐)
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 フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が12日、本番会場である江陵アイスアリーナ入りし、サブリンクで練習した。右足首を負傷した昨年11月9日のNHK杯公式練習以来95日ぶりに氷上での姿を披露。報道陣約100人に見守られながら、右足の痛みは全く感じさせない様子で優雅な滑りを見せ、トリプルアクセル(3回転半)も決めた。

 まずリンクに降り立った羽生は、ゆっくりとしたペースでスケーティングを確認。右足を踏みしめ、コンパルソリーなどで体を温めると、氷上に登場してから7分後、着ていた上着を脱いだ。

 そこから半回転のジャンプを1度跳ぶと、1回転トーループ、2回転トーループを1度ずつ確認。さらにサルコー、フリップ、ルッツ、ループ、アクセルの順に1回転ジャンプを跳び、右足でしっかりと着氷した。

 最後はどうだと言わんばかりにトリプルアクセルを1度だけ跳んで着氷し、練習終了。予定されていたのは19時5分からの40分間だったが、15分で練習を終え、わずか16分後にはリンクをあとにした。

 報道陣には「お疲れさまでした。ありがとうございました。あしたお願いします」とだけ話した。

 海外メディアからも大きな注目を集める羽生は、13日の公式練習後に会場にて会見を行う予定となっている。

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