沙羅、雪辱の銅メダル「最後の最後で一番いいジャンプができた」

2回目の飛躍を終え、ガッツポーズする高梨沙羅=平昌(共同)
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 「平昌五輪・スキージャンプ女子ノーマルヒル」(12日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 ソチ五輪4位の高梨沙羅(21)=クラレ=が1本目103・5メートル、2本目は103・5メートルの大ジャンプで合計243・8ポイントとなり銅メダルを獲得した。

 目標とする金メダルには届かなかったが、高梨は3位に納得の笑顔を浮かべた。「金メダルには届きませんでしたが、最後の最後で一番いいジャンプができた」。1本目の103・5メートルに続き、2本目も103・5メートルでそろえると、思わずガッツポーズが出た。

 すでに競技を終えていた伊藤有希らチームメイトに、メダルを確定する大ジャンプを祝福された。「おつかれさま。すごいねと迎えられました。ほっとして涙が止まらなくなりました。日本チームとしてこの場に来ることができて良かった」と仲間に感謝を示した。

 絶対的な優勝候補に数えられながら4位に沈んだソチから4年、雪辱のメダルでもある。だが、これが終着点ではない。「ソチから4年間悔しい思いをバネに頑張ってきましたが、まだまだ自分が金メダルを取る器ではないと分かった。競技者として勉強していきたい」ときっぱり。新たな目標に視線を切り替えた。

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