羽生結弦 66年ぶりの五輪連覇へ「クリーンに滑れば勝てる自信ある」
フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が13日、江陵アイスアリーナの本番会場で練習し、会見した。海外メディアを含む報道陣約200人、テレビカメラ10台以上が集結。66年ぶりの連覇に挑む羽生の注目度の高さがうかがえた。
会見の冒頭で「ケガをしてから3ヶ月間、試合を見るだけで、滑れない日々長くて、きつい時期を過ごしたけど、こうやって無事に五輪の会場で、メインのリンクで滑れてうれしく思う」と思いを語った羽生。「たくさんいろんな方から応援のメッセージを頂いた。本当に感謝の気持ちでいっぱい」と、多くの支えに感謝した。
2カ月近く氷から離れ、氷上に復帰したのはわずか1カ月前。それでも3週間ほど前からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の練習を始め、2週間ほど前から4回転も跳び始めたという。
本番をどのようなジャンプの構成で臨むかについては「作戦がすごい大事だと思う。たくさんの選択肢がある」と明言しなかったが「自分の中ではクリーンに滑れば絶対に勝てる自信がある」と断言。「ひたすらやるべきことをこなしてきたし、これ以上ないことをしてきたので。何も不安要素はない」と鋭いまなざしで語った。