ドーピング問題のショートトラック男子 選手は「答えたくない」
「平昌五輪・ショートトラック男子5000メートルリレー・予選」(13日、江陵アイスアリーナ)
日本は6分42秒655で2組4着だった。決勝には進めずB決勝進出となり、事実上メダルの可能性が消滅した。
メダル獲得を目標に掲げて臨んだ日本だったが、レース終盤で最年長の坂爪亮介(27)=タカショー=が転倒。悲願の決勝進出は鳴らなかった。
この日、ともに練習を重ねてきた斎藤慧(21)=神奈川大=がドーピング検査で禁止薬物アセタゾラミドの陽性反応を示したとスポーツ仲裁裁判所(CAS)が発表。精神的な影響もあっただろうことが予想されるが、渡辺啓太(25)=阪南大職=が選手を代表して「その件に関しては、あまり答えたくありません」と話した。
日本選手団を通じてコメントを出した斎藤はドーピングについて否定し、潔白を証明するため戦う意思を示しているが「今、それを要求することはオリンピックを戦っているチームの皆に迷惑をかける」として暫定的な資格停止を受け入れ、チームを離脱している。