平野歩夢 戸塚の転倒で「覚悟決めた」 自身も昨年同様の転倒で大けが
ソチ五輪銀メダリストの平野歩夢(19)=木下グループ=が14日、行われた平昌五輪・スノーボード男子ハーフパイプ・決勝で2大会連続の銀メダルを獲得した。競技終了後の夜には日本テレビ系「NEWS ZERO」に平昌のスタジオから生出演。2大会連続の銀メダルに「自分への、さらに上の自分になるためのチャンスときっかけだと思う。リベンジする…次は確実に準備して(また五輪の舞台に)帰ってこれたらいいなと思ってます」と4年後の北京五輪への意欲も語った。
2回目のランの直前、同じ日本代表の戸塚優斗(16)=ヨネックス=が、エアの着地でリップと呼ばれるパイプの淵にクラッシュする形で転倒。病院に救急搬送された。
平野自身も昨年3月、同様の形で転倒し、左ひざのじん帯と肝臓を損傷する大けがを負い、選手生命の危機に立たされた。約半年、スノーボードにも乗れなかった。
戸塚のケガについて「昨シーズン、自分も、戸塚優斗選手のクラッシュと同じようなケガをしていて。ちょっとそれを思い出すような不安が頭に浮かんだんですけど」と不安がよぎったことを告白。それでも「同じ日本人、チーム、選手の一人として、自分が覚悟決めてやるしかないな、という気持ちにたっていた」と覚悟を決めたことを明かした。
なお、JOCの発表によると、病院で全身のCT検査などを受けた戸塚は、腰に痛みはあるものの、骨折などはみられないという。