「統一旗」と「コリア」大合唱 南北合同チーム「コリア」に声援送る
「平昌五輪・アイスホッケー女子・1次リーグB組、日本4-1コリア」(14日、関東ホッケーセンター)
女子1次リーグで世界ランキング下位が入るB組の最終戦が行われ、5~8位決定予備戦に回る日本は韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」を4-1で下し、五輪13戦目で初勝利を挙げた。
南北合同チーム「コリア」には北朝鮮応援団と韓国観客が一体となり声援を送った。競技場にはこれまでの試合と同様、島根県の竹島(韓国名・独島)が描かれた「統一旗」が持ち込まれた。
「ニッポン」コールが起きるたびに会場全体から「コリア、コリア」の大合唱がわき起こり、かき消した。第2ピリオドにコリアが五輪初得点を挙げると、大歓声と悲鳴が入り乱れ、スタンドが揺れた。感極まった北朝鮮応援団の一人は涙をぬぐった。
韓国中部の天安から来た李文英さん(31)は「よくやった。これまでの試合でチームワークは一番よかった」と称賛した。日本のFW藤本もえこのいとこ、久保双葉さん(17)は、コリアへの応援に「すごい圧力だ」と驚いた様子だった。