カーリング女子 超ポジティブが呼んだ3連勝「テーハミング」が「ニッポン」に!?

韓国に勝利し、吉田知(左端)と笑顔でタッチする藤沢。右端は吉田夕=江陵(共同)
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 「平昌五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本7-5韓国」(15日、江陵カーリングセンター)

 日本女子代表LS北見は、地元韓国を7-5で下し、無傷の3連勝を決めた。

 韓国の一投ごとに歓声が沸き上がり、合間には「テーハミング!(大韓民国)」のコールがこだまする完全アウェーの中、序盤から苦しい展開を強いられた。

 第1エンドは韓国にミスが目立ち、不利な先行で1点を取ることに成功したが、第2エンドに2点を奪われ逆転を許す。第3エンドは2点を奪うチャンスだったが、スキップ藤沢のラストショットは相手の石を弾き出すも、自分の石を残しきれず1点止まり。流れを掴みきれず、第7エンドでは有利な後攻で、藤沢がラストショットを中央に寄せきれずに1点を奪われ、3-5にされ、万事休すかと思われた。

 しかし、当の本人たちはどこまでもポジティブだった。藤沢が「応援がなんとなく『ニッポン』って聞こえたんですけど、気のせいですかね」と笑えば、サードの吉田知も「失敗してイエ~イってやられるのもあまりないし、すがすがしかった。もう絶対ミスしないって思えた」。

 笑顔を絶やさなかった選手たちに運が舞い込む。不利な先行で迎えた第9エンド。ここまで抜群のショットを見せていた韓国のスキップが放ったラストショットがハウス(円)を通り過ぎる痛恨のミス。日本に2点が転がり込み、6-5で逆転。最終エンドも1点を追加し、逃げ切った。世界ランク1位カナダを撃破し、波に乗っていた韓国を、運も味方に退けた。日本カーリング界初のメダルを狙う日本女子の勢いが加速してきた。

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