羽生結弦が完璧演技「ありがとう」 111・68点、4回転2本成功

熱演する羽生結弦=江陵(撮影・高部洋祐)
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 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・SP」(16日、江陵アイスアリーナ)

 66年ぶりとなる五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=は111・68点。残り5人の段階で暫定1位となった。宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=も2本の4回転ジャンプを決め104・17点だった。

 羽生は冒頭の4回転サルコーを成功。続く3回転アクセルも余裕を持って着氷した。4回転トーループ-3回転トーループも降りた。

 演技が終了する前から完璧な演技を確信したファンから歓声を浴びた。演技後は「ありがとうございました」と口を動かしたように読み取れた。

 4回転サルコーは13・21点、4回転からのコンビネーションジャンプは18・63点と高い得点を得た。技術点が63・18点、構成点は48・50点を記録した。

 演技前の6分間練習でリンクに入った段階で大きな注目を集めた。ジャンプ一つ一つを確認するごとに「フワー」という歓声が上がっていた。得点を確認すると「111」と指で表現する余裕も見せた。

 昨年11月に右足首を痛めて以来となる復帰戦だった。

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