羽生結弦、復活の理由「僕はオリンピック知っています」 宇野は「満足な演技」【コメント】
「平昌五輪・フィギュアスケート男子・SP」(16日、江陵アイスアリーナ)
昨年11月のNHK杯での練習で負った右足の負傷からの復帰戦で、66年ぶりとなる五輪連覇をかける羽生結弦(23)=ANA=は4回転2本を含む完璧な演技を見せ自己ベストの112・72点に迫る111・68点でトップに立った。演技後は「本当に自分は恵まれているなと思って…」とファン、スタッフなど周囲への感謝の思いを口にした。104・17点で3位に入った宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は「気持ちが高まり過ぎたかな」とわずかに出たというミスを振り返った。
以下、羽生、宇野の演技後のコメント。
【羽生結弦】
-自身で演技を振り返って。
「特に不満な点もなく、自分自身も疑問に思うエレメントもなくできたので非常にうれしく思っています。でも滑走順だとか、または自分のサポートメンバーだとか、または応援してくださっているファンの方々、日本の方々を含めて世界中の方々、本当に自分は恵まれているなと思いながら今日は滑ることができたので、また明日へ向けてやりたい」
-緊張感もあった中、どうしてこんな演技ができたか。
「僕はオリンピック知っていますし、大きいこと言うなと言われるかもしれないですけど、僕は元、今は元って言えばいいのかな。オリンピックチャンピオンなんですけど、リベンジしたい。オリンピックチャンピオンって言った後にリベンジしたいって言うのはおかしいですけど。フリーのミスがここまで4年間強くなった一つの原因だと思っているので、また明日に向けてリベンジしたいという気持ちが強いです」
-冒頭を4回転サルコーに決めたのはいつか。
「ここに来る前からサルコーで練習をしていたので。いろいろと調整が間に合わない部分があったのかなとおもいますけど点数には満足していますし、サルコーにして良かったのかなと思っています」
-フリーへ。
「とにかくやるべきことはやってきましたし、2カ月間滑られなかった間も、とにかく努力をし続けました。その努力をしっかり結果として出したいなと思っています」
【宇野昌磨】
-ガッツポーズが出た。
「決して自分の完璧な演技ではなかったけど、それでもコンディションの中、満足な演技ができてガッツポーズが出ました」
-一つ一つの要素を振り返っていかがか。
「(4回転)フリップももう少しできたかなと。4回転-3回転ももう少し…団体戦の方が良かったかなって。トリプルアクセルも回りすぎてしまって。スケーティングでつまずくところが多くて、気持ちが高まり過ぎたかなと思いました」
-団体戦と違いは。
「僕は緊張で体が動き過ぎるので、抑えるので必死だった」
-フリーへ
「こうやって笑顔で終えられる1日にしたい」