「羽生がプーさんの雨を降らせた」と米報道 TVでも映り込みで話題
平昌五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が16日、江陵アイスアリーナで行われ、昨年11月に右足首を負傷した羽生結弦(23)=ANA=が2本の4回転ジャンプを決め、111・68点をマークし首位に立った。2位はハビエル・フェルナンデス=スペイン=で107・58点、3位は宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が104・17点で入った。
米NBCテレビ(電子版)は「羽生が演技後にプーさんのシャワー(雨)を降らせた」と報じた。ニューヨークタイムズのスポーツコラムニストも羽生の演技を絶賛した上で「会場にいる日本のファンは歓喜!プーさんのぬいぐるみが氷の上に雨を降らせている。すごい」と驚きをもって伝えた。このツイートは同紙の公式サイトでも紹介されている。
NBCは、1948年サンモリッツ五輪、52年オスロ五輪で連覇を成し遂げた米代表のディック・バトン氏以来の五輪連覇に注目が集まることを伝えた上で「彼の熱狂的なファンは、彼のSP演技後、プーさんのシャワーを降らせた」と報道。演技後、リンクに投げ込まれた後、回収され、リンクサイドに山積みになったプーさんのぬいぐるみの写真をアップした。
海外メディアでは、羽生の演技後にリンクに投げ込まれる大量のくまのプーさんのぬいぐるみに注目が集まっており、平昌での記者会見でも、海外の記者から「なぜプーさんのぬいぐるみが投げ込まれるのか?」などの質問が飛んでいた。
この日も、羽生の演技後に投げ込まれ、積み上げられたプーさんのぬいぐるみが、何度も他の選手の演技の生中継に映りこんでおり、ネット上では「プーさん」が急上昇ワードで上位にランクするなど、羽生の劇的な復活演技とともに注目を集めた。