羽生、劇的金メダルに「漫画の主人公にしても出来過ぎ」

表彰台の上で笑顔を見せる(左から)銀の宇野昌磨、金の羽生結弦、銅のハビエル・フェルナンデス
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 「平昌五輪・フィギュアスケート男子・FS」(17日、江陵アイスアリーナ)

 昨年11月に負った右足首の負傷を乗り越え、66年ぶりとなる五輪連覇を果たした羽生結弦(23)=ANA=が会見で劇的な金メダルを漫画になぞらえて表現した。

 約2カ月間、氷上での練習ができず、一時は平昌五輪出場も危ぶまれる事態となった。「もう開き直るしかないと思ってた。けがが思っていたより酷くて練習ができない中でスケーターとしてできることを探していた」と苦しんでいた当時を振り返った。

 「漫画の主人公にしても出来過ぎなぐらい設定が沢山あって」と、直前のけが、66年ぶりの連覇、といった様々な今回の五輪の要素を表現した羽生。「こうやって金メダルを取れて、感動してもらって、スケートを見てもらって、こんなに幸せなことはない」と万感の思いをにじませた。

 「なんか、人間としての人生で、(これだけ劇的なのは)なんだか変だなって思う」と羽生劇場となった五輪に、気恥ずかしそうにしていた。

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