銀の宇野、メダル授与式で樋口コーチ見つけ快挙を実感

 平昌五輪フィギュアスケート男子のメダル授与式が17日、平昌オリンピックプラザで行われた。日本選手は、66年ぶりの連覇で金メダルを獲得した羽生結弦(23)=ANA=、銀メダルの宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が参加した。宇野は初出場だった。

 盛大なメダル授与式に「こぢんまりしてやるのかなと思っていたので、思ったより盛大にやっていてびっくりしました」と驚きの表情を見せた。大勢から祝福されたが、その中でも家族や樋口美穂子コーチの姿を見つけた。「樋口先生がこういう場に来るっていうことがまずないので、それだけうれしいんだなとあらためて実感しました」と銀メダルの大きさを感じていた。

 初めて立った五輪の舞台は「決してすごくいい演技ではなかったんですけど、自分に勝つことができた試合だったと思う」と振り返った。

 成長過程の五輪でもある。「まだ僕を目標にしてスケートをはじめる選手などは全然いないと思いますが、いつか羽生選手のようにあこがれとなれる存在になりたいと思います。満足感がすごくあります。ただ、完璧ではない。練習でもっとできていたというところもあるので、次に向けて頑張ろうという気持ちがあります」と飛躍を誓った。

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