世界メディアも羽生を絶賛 「王様が完全復活」「日本の神」
「平昌五輪・フィギュアスケート男子・フリー」(17日、江陵アイスアリーナ)
ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23)=ANA=が206・17点をマークし、合計317・85点で男子では1948年サンモリッツ、52年オスロ大会のリチャード・バットン(米国)以来、66年ぶりの2連覇を成し遂げた。羽生の連覇達成を各国メディアは「フィギュアの王様が完全復活」(韓国・聯合ニュース)などと大きく報じた。
「日本のスーパースターが66年ぶりに五輪2連覇を達成」。中国メディアは、羽生を「歴史に名を残した」とたたえた。昨年に右足首を負傷したにもかかわらず「驚嘆すべき技術と演技」(国営通信、新華社)を見せたと紹介。別のインターネットメディアは「氷上の優美さの陰に、剛毅(ごうき)さを隠し持っている」と評した。
国営ロシア通信は「日本の神。フィギュアスケーター羽生が金」と報道。かつて浅田真央さんを指導したタチアナ・タラソワ氏はロシアのテレビ生中継で解説し、羽生がジャンプの着地で転倒せずに持ちこたえるたびに「立て」と声を送り、演技を終えると「1位だ。美しい」と称賛した。
聯合ニュースは羽生選手が「現役選手のうち、議論の余地なく最強」としてこれまでの軌跡を紹介し、「実力だけでなく、アイドルのような外見でも多くのファンを獲得した」と伝えた。