韓国の「氷速女帝」3連覇ならず 李相花、小平と健闘たたえ合う
「平昌五輪・スピードスケート女子500メートル」(18日、江陵オーバル)
女子短距離のエース・小平奈緒(31)=相沢病院=が36秒94のオリンピックレコードで、スピードスケート日本女子史上初となる金メダルを獲得した。五輪2連覇中だった李相花(韓国)が37秒33で銀、カロリナ・エルバノバ(チェコ)が37秒34で銅メダルだった。
3連覇を狙った「氷速女帝」李相花は、自身の持つ五輪記録を、小平が大幅に更新した直後の15組で滑走。序盤100メートルでは小平の10秒26を上回る10秒20を出したが、最終コーナーでふくらみ、3連覇の夢は断たれた。
順位が確定すると、太極旗を受け取り、涙を流しながら、小平と抱き合って、ライバルの金メダルをたたえた。
李相花は今大会で、1988年カルガリーから94年リレハンメル大会までを制したボニー・ブレア(米国)以来、史上2人目となるこの種目での3連覇を狙っていた。