宇野昌磨 羽生を「追いかけ続ける」リンク外は無頓着 メダルは「家族に任せます」

 メダルを手に記念写真に納まる羽生(左)と宇野
2枚

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=が18日、平昌で、銀メダルを獲得した宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=とともに会見した。羽生は海外メディアには英語で対応。一夜明けての心境や、右足首を負傷して競技から離れていたときの思いなどを語った。

 会見終盤、自身の発言が英語に翻訳されている間、宇野は睡魔に襲われ“寝落ち”しそうになっていた。初の五輪の舞台で銀メダルを獲得してから一夜。「昨日と変わらず五輪での2位という結果はあまり実感がない。結果はうれしいけど」と相変わらず肩の力が抜けた20歳は、銀メダルについても「特に大事に扱おうと思っていないので、掛けたい人は掛け、触りたい人は触ってください。保存方法も家族に任せます」という無頓着ぶりだ。

 周囲の見る目は変わっても、自身は変わるつもりも変えるつもりもない。ゲームが大好きなインドア派は「人と会うのもリンクと移動ぐらい。日常は何も変わらない」と、キッパリと言い切った。

 スケーターとしても、以前と変わらず羽生の背中を追っていくだけだ。痛感したのは「ジャンプの質の差」。この日一時帰国し、19日から練習再開。3月の世界選手権に向けての調整に入る。「追いかけていく立場は楽だけど、もう少し実力がついて、僅差で競い合える選手になりたい。羽生選手はトップであることを証明した。僕はそれを追いかけ続ける」。いつか並び立てることを信じて、感慨に浸ることなく、偉大な背中を追い続ける。

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