新種目ビッグエアで最年長&最年少メダルも31歳藤森、16歳岩渕が2、3位で予選通過
「スノーボード・ビッグエア予選」(19日、アルペンシア・スキージャンプセンター)
今大会からの新種目となったビッグエアの予選が行われ、日本勢では藤森由香(31)=アルビレックス新潟=が94・25点で2位、岩渕麗楽(16)=キララクエストク=が92・75点で3位となり、7位の鬼塚雅(19)=星野リゾート=とともに、23日の決勝進出を決めた。
スロープスタイルでは強風に泣いた日本女子が躍動した。まず16歳の岩渕が2回目でキャブ900を軽やかに着地させて、ハイスコアをマーク。着地後は右手を挙げて喜び「今までで1番いいキャブ9が出来て、点も出た。グラブも入ったし良かった。全然緊張しなかった」と、はにかんだ。
続いて跳んだ31歳の藤森も圧巻のバックサイド900を成功。完成度が高い技で岩渕を上回るスコアを記録。「自分でもビックリするぐらいいいスコアが出た」と、笑った。
23日の決勝ではそれぞれ記録が懸かる。岩渕は、10年バンクーバー五輪フィギュアスケート銀メダルの浅田真央さん(当時19歳)を上回る女子最年少メダル、藤森は14年ソチ五輪の竹内智香(当時30歳)を上回る個人種目の最年長メダルだ。
岩渕が「日本勢に金メダルがいっぱい出てて、いい流れがきてる。私も金メダルを取りたい」と目を輝かせれば、藤森も「自分の出来る最高の滑りをして、結果で恩返ししたい」と、力を込めた。羽生、小平が作ったゴールドラッシュの流れにのり、スノボガールズが頂点へと飛ぶ。