【一問一答】メダルなしに終わった“レジェンド”葛西 「8度目の重圧大きかった」
「平昌五輪・スキージャンプ男子団体」(19日、アルペンシア・ジャンプセンター)
冬季五輪最多の8度目の五輪となった葛西紀明(45)=土屋ホーム=を擁する前回銅メダルの日本は合計940・5点で6位に終わり、2大会連続のメダルを逃した。ソチ五輪では個人と団体で2つのメダルを獲得した“レジェンド”だったが、今大会はメダルなしで競技を終了。それでも葛西の表情は晴れやかだった。
-8度目の五輪
「やりきったという感じですね。まあ今季は相当なプレッシャー、たくさんのプレッシャーがありましたし、その中で不安や迷いもあった。よくここに合わせてこれたと思う。8度目の出場ができて、すごい記録を作れて良かったなと思います」
-どのあたりが重圧だった
「1番は選ばれるかなということ。若い選手がどんどん育ってきているし、昨季W杯でまあまあ成績出ましたけど、自分が本当に8度目出場できるのかという重圧が大きかったですね。五輪期間中も少しずつ落ち着いてはいたけど、やはりメンバー選考の時は試合と同じぐらいプレッシャーが懸かっていた。うわ、すごいなっていうぐらい。初めて経験だった」
-初めて家族も観戦した
「今回はオリンピックというものを家族に見てもらえたことが1番の目標だった。次の目標として、家族の目の前でメダルを取るという大きな目標ができたと思います」
-4年後
「まあ目指すというか、絶対出ます。で、まあずっと今回メダル取った選手を見ながら、絶対次は自分がメダル取るぞと、そういう悔しい気持ちが湧いてきてる。まだまだいけるなって思います」
-9回目はプレッシャーにならない?
「この4年間、自分が納得がいくトレーニングができていないので、これからの4年は自分が納得いくトレーニングをして、また自分の完ぺきなジャンプを作って、そして、挑める五輪にしたい」