衣装トラブルのアイスダンス仏ペア、悲劇を乗り越えて銀メダルを獲得
「平昌五輪・フィギュアスケート・アイスダンスFD」(20日、江陵アイスアリーナ)
フランスのガブリエラ・パパダキスとギヨーム・シゼロン組が、アクシデントを乗り越え、銀メダルを獲得した。205・28(SD81・93、FD123・35)の高得点をマークした。
優勝候補にも挙がっていた同ペアは19日のショートダンス(SD)で2位となったが、演技中に女性のパパダキスの衣装がはだけ、乳首が露出。国際映像でもはっきり中継される“悲劇”に見舞われていた。
19日の演技後にパパダキスは「最悪の悪夢です」と落胆していたが、一夜明けて気持ちを切り替えて集中。フリーダンス(FD)で、パパダキスは肩ひもタイプの衣装ではなく、胸元から両手首までしっかりとつながったブルーの衣装で登場した。金メダルこそ逃したものの、迫真の演技後、シゼロンと抱き合って感極まるパパダキスに、会場からは大きな拍手と歓声を浴びた。
金メダルはカナダのテッサ・バーチュー、スコット・モイヤー組が獲得。得点は206・07(SD83・67、FD122・40)で、銀メダルの仏ペアとは僅差だった。
アイスダンスでは11日の団体・SDでも韓国ペアの女性、ミン・ユラの衣装がはだけ、話題となった。