「平昌五輪・カーリング女子・１次リーグ、日本６－８英国」（２０日、江陵カーリングセンター）

　世界ランキング６位の日本（ＬＳ北見）は同４位の英国と対戦。逆転負けを喫し、５勝３敗となった。２１日の午後８時過ぎ、最終戦となるスイス戦で準決勝進出をかけて戦うことになった。

　第２エンドに３点を奪って、順調な立ち上がり。だが、話題となっている“おやつタイム”でリンゴをほおばった直後、有利なはずの後攻でスタートした第６エンドに悪夢が待っていた。

　英国の巧みなショットが続き、苦しい展開に。スキップ藤沢五月の最終投で英国のナンバー１、ナンバー２をはじくダブルテイクアウトを狙ったが失敗。ナンバー３も英国となり、３点をスチールされた。

　観客の熱気や室温などで、アイスの状態が微妙に変わっていくカーリング。この変化への対応が遅れ、日本は後半に細かいミスが積み重なった。スキップの藤沢は「出だしはいいスタートが切れたが、中盤以降、アイスの変化に対応するのが遅く、こういう結果になってしまった。もっともっとアイスに対して集中しなくちゃいけない。相手にプレッシャーをかけられたが、アイスを読む力が遅れた」と反省の言葉を繰り返した。

　ただ、４強進出を争う米国とカナダも敗戦。日本は最終戦のスイス戦に勝てば、初の準決勝進出が決まる状況となった。サードの吉田知那美は「アイスへの対応が遅れたが、誰かひとりのせいとかではなく、４人誰かが気付けば決まっていたショットもあった。もう一度、明日にむけて修正したい」と、しっかり前を向いた。