「下町ボブスレー」夢かなわず ジャマイカ、外国製そりで出場

 【平昌共同】20日、平昌冬季五輪のボブスレー女子2人乗りが始まり、使用するそりを巡って騒動になったジャマイカ代表は、東京都大田区の町工場が中心となって開発した国産の「下町ボブスレー」ではなく、外国製のそりで出場した。

 当初は下町ボブスレーで五輪に参戦する契約だったが、大会前に覆された。パイロットのジャズミン・フェンレイタービクトリアン選手は「レースに集中したい」とだけ話し、使用するそりに関する質問には応じなかった。現地で観戦したプロジェクト推進委員会の国広愛彦委員長は「一緒に頑張ってきた仲間なので、応援する気持ちもあった」と複雑な胸中を語った。

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