追い抜き娘、金ダッシュ! 今季W杯3レースで世界記録、順当なら蘭と決勝

 「平昌五輪・スピードスケート女子団体追い抜き・準決勝」(21日、江陵オーバル)

 3人で組んで滑るスピードスケートの団体追い抜きは21日に準決勝、決勝が行われる。今季、W杯の全3レースで世界記録を塗り替え優勝候補の日本女子は、19日の1回戦をライバルのオランダに次ぐ2位のタイムで突破した。20日は高木美帆(日体大助手)らメンバーの4人が軽めに最終調整した。

 準決勝からは向かい側をスタートする相手と対戦するトーナメント方式で、日本はカナダと当たる。順当ならオランダと金メダルを争うことになりそうだ。1回戦は高木美と高木菜那(日本電産サンキョー)佐藤綾乃(高崎健康福祉大)で滑ったが、準決勝は菊池彩花(富士急)が佐藤に代わる可能性もある。決勝は約1時間50分後の予定で、いかに回復するかも鍵となる。

 イレイン・ブストら全員が五輪の個人種目でメダルを持つオランダは中盤まで半周を13秒台のハイペースだったが、後半は15秒台に落ちる場面もあった。日本は最後まで14秒台を維持。隊列をそろえて空気抵抗を最小限にする技術は抜群で、後半の強さが光る。先行するオランダを猛追する見応えのある展開となりそうだ。

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