「下町ボブスレー」使用されず ジャマイカは外国製そりで出場

 「平昌五輪、ボブスレー女子2人乗り・2回戦」(20日、五輪スライディングセンター)

 20組が出場した女子2人乗りは前半の1、2回戦が行われ、マリアマ・ヤマンカ、リザマリー・ブックウィッツ組(ドイツ)が合計1分41秒26でトップに立った。東京都大田区の町工場が中心となって開発した国産の「下町ボブスレー」で五輪参戦する契約を結んでいたジャマイカ組は外国製のそりで臨み、18位。日本は出場していない。21日の3、4回戦との合計タイムで順位を決める。

 下町の職人たちの夢は今回もかなわなかった。ボブスレー女子2人乗りが始まり、使用するそりを巡って騒動になったジャマイカ代表は、東京都大田区の町工場が中心となって開発した国産の「下町ボブスレー」ではなく、外国製のそりで出場した。

 当初は下町ボブスレーで五輪に参戦する契約だったが、大会前に覆された。現地で観戦したプロジェクト推進委員会の国広愛彦委員長は「一緒に頑張ってきた仲間なので、応援する気持ちもあった」と複雑な胸中を語った。

 報道によると、ラトビア製そりの所有者というジャマイカ代表のドイツ人コーチが最近辞任したが、代表関係者は所有権が自分たちにあって使えると主張していた。

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