羽生結弦が再始動 次なる夢 4回転アクセルへ、アクセル計14本跳ぶ
フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪2連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=が21日、快挙から中3日で再始動した。
練習リンクに姿を見せた羽生は、最初は入念に滑りを確認した後、徐々にジャンプを跳び始めた。最初は1回転からスタートし、徐々に回転数を上げていくと、アクセルジャンプの練習に移行。半回転から始めて、回転の始動を遅らせた1回転半ジャンプ、そして通常より飛距離のあるトリプルアクセルを何度も跳んだ。転倒もあったが、計14本のアクセルを敢行。メダリスト会見で「もう獲るべきものは獲ったし、モチベーションは4回転アクセルだけ」と話していたように、自身の幼い頃からの夢である大技習得を意識した練習であることは明らかだった。
ジャンプで失敗した後に「ヒャ~」や、「あはは」と笑顔も見せるなど、重圧から解き放たれ、スケートを楽しんでいる様子。その後は4回転トーループも決めるなど充実の練習を終えた羽生。終始笑顔の絶えない再始動となった。