高木美帆が“金銀銅”をコンプリート 日本女子がスピードスケート団体追い抜きで金
「平昌五輪・スピードスケート女子・団体追い抜き・決勝」(21日、江陵アイスアリーナ)
日本は金メダルを懸けた決勝で前回覇者のオランダを下し、金メダルを獲得した。
日本は準決勝に出走した菊池彩花(30)=富士急=から佐藤綾乃(21)=高崎健康福祉大=にメンバーを入れ替えてエントリー。高木美帆(23)=日体大助手、高木菜那(25)=日本電産サンキョー=との3人で快走を見せた。中盤、リードを許す場面もあったが、後半も息の合った滑りを続け、五輪レコードとなる2分53秒89でゴールを駆け抜けた。
個人ではスピードスケート女子1500メートルで銀、1000メートルで銅を獲得していた高木美帆は、金銀銅をコンプリート。冬季五輪同一大会で日本女子としては初めて3個のメダルを獲得した。
高木美は「自分の力だけじゃなくてみんなだから取れた金メダル。本当に感無量です。まとまって滑ることができて本当に良かった」と喜びをかみしめた。
姉の高木菜は「自分の滑りだけに集中しようと。みんなの気持ちがひとつになって五輪レコードで優勝できたと思う」と笑顔で振り返っていた。
日本はカナダを、オランダは米国を準決勝で破って、銀メダル以上を確定させていた。3位決定戦でカナダに勝った米国が銅メダルを獲得した。