カーボーイ大敗終戦…20年ぶり夢舞台も無念8位「五輪の魔物ですかね」

 「平昌五輪・カーリング男子・1次リーグ、日本4-10韓国」(21日、江陵カーリングセンター)

 1次リーグの男子でSC軽井沢クの日本は韓国に4-10で敗れて4勝5敗の8位となり、4強による準決勝進出を逃して敗退した。3-3の第6エンドにミスが続いて4点を奪われ、挽回できなかった。1998年の長野五輪以来となる20年ぶりの出場は大敗で終わった。

 メンバーが男泣きする中、ただ一人、涙を見せなかった。スキップの両角友佑(33)は「自分たちらしい形を全然つくれてなかった。4勝5敗、これが今の自分たちの力」と、敗北をかみしめた。

 勝てば準決勝への可能性をつなげる中、すでに敗退が決まっていた韓国を相手にショットの精度を欠いた。同点の第6エンドに、両角友がラストショットを失敗して大量4失点。大一番での微妙なショットの狂いに両角友は「五輪の魔物ですかね」と力なく笑った。

 それでも大きな一歩を踏み出せた。男子にとっては、98年長野五輪以来20年ぶりの出場。両角友は「日本のカーリング、特に男子は世界に置いていかれたままになっていた。それがやっとここに参加して4勝5敗できるまでに戻って来られた。日本の男子カーリングにとっては収穫だった」と、胸を張った。

 今はまだ資金面の苦労が絶えない。「環境が整うのであれば、僕は続けたい」。夢の舞台での奮闘が、競技の未来につながることを信じている。

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