カー娘・藤沢 号泣吉田を励ましつつ、準決勝へ「やるっきゃない!」

 「平昌五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本4-8スイス」(21日、江陵カーリングセンター)

 世界ランキング6位の日本(LS北見)は同2位のスイスとの予選リーグ最終戦に敗れ、5勝4敗で予選を終えた。勝てば史上初の準決勝進出が決まったが、同時刻にスウェーデンと試合を行っていた米国が敗れ、4位で準決勝進出が決まった。20日の英国戦、この日のスイス戦と連敗ながら、序盤から積み重ねてきた5つの勝利で、史上初の4強入りを果たした。

 スキップの藤沢は準決勝進出を喜ぶ前に、スイス戦を反省。「そうですね、自分たちから攻めの形を作ろうと思っていったんですけど、ここぞで少しミスがあって、逆に相手にパーフェクトに決められた。プレッシャーを掛けられてしまう場面が多かったので。まあでも五輪という試合だとこういう風に少しのミスで苦しい展開になるのは分かっていたこと。それは仕方ない」と、敗戦を噛みしめた。 

 横で「私のショットが全然決まらなくて…」と泣きじゃくるサードの吉田知を「そんなことないよ!」と慰めながら、準決勝への思いを語った。

 「自分たちで勝ち取ったというよりも、ラッキーなセミファイナルだと思う」と、しっかりと足元を見つめつつ「それでも泣いても笑ってもあと2試合、やるっきゃない!迷いなく試合に臨みたい」と、前を向いた。

 史上初の決勝進出、メダルを掛けて、23日の準決勝では1位通過ながら1次リーグで勝っている地元韓国と対戦。「勢いのあるチームし、観客も注目するゲームになる。いいパフォーマンスをしたい」と、腕ぶした。

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