坂本花織、日本女子最年少メダルなるか “かおりんスマイル”で調子は「いい方!」
「平昌五輪・フィギュアスケート、女子フリー」(23日、江陵アイスアリーナ)
フィギュアスケート女子でショートプログラム(SP)4位の宮原知子(19)=関大=と同5位の坂本花織(17)=シスメックス=が22日、江陵アイスアリーナで、フリー(23日)へ向けた公式練習に参加した。3位ケイトリン・オズモンド(カナダ)との差は、宮原が2・93点、坂本が5・69点。大逆転でのメダル獲得を目指す。
上々の仕上がりに笑みがこぼれた。映画「アメリ」の曲かけ練習でほぼ完璧な演技を見せた坂本は、「調子は?」と問われ「いい方!頑張ります」と“かおりんスマイル”さく裂。国際スケート連盟(ISU)公認試合4戦連続で自己ベストを更新した納得のSPから好調をキープしたまま、勝負のフリーへ向かう。
フリーも昨年11月のスケートアメリカ、1月の四大陸選手権と2戦続けて自己ベストを更新中。勢いはとどまるところを知らない。
シニア転向1年目で、シーズン序盤は苦手としていたピリピリとした練習の空気感も、もはや何のそのだ。メダルを争う最終グループの緊張感の中で堂々と調整。今季序盤にミスが続いた終盤の3回転ループを何度も跳んで確認し、感覚を研ぎ澄ました。冬季五輪の日本女子最年少でのメダル獲得を視野に、大一番へ臨む。